ぎっくり背中とは?症状や治し方から再発防止のポイントを6つ紹介

ぎっくり背中が起こった時、どう対処すべきか悩んだことはありませんか。本記事ではぎっくり背中とはどのような症状なのか、治し方や対処方法、再発防止方法を解説しています。ぎっくり背中を治したい、痛みをやわらげたい人や再発を防ぎたい人は参考にしてください。

目次

  1. ぎっくり背中とは?
  2. ぎっくり背中にまずはどう対処すればいい?
  3. ぎっくり背中はどれくらいで治る?
  4. ぎっくり背中にいいセルフケア方法は?
  5. ぎっくり背中になってしまう原因は?
  6. ぎっくり背中になりやすい動きとは?
  7. ぎっくり背中再発防止の6つのポイント
  8. ぎっくり背中を放っておくとどうなる?
  9. ぎっくり背中の対処法を知って早く治そう

「突然背中が痛くなった!どうすればいいんだろう。」

「もしかしてぎっくり背中かな。」

皆さんは、ぎっくり背中をご存じですか。ぎっくり腰のように、急な動作をすることで起こる症状で、背中に痛みが走ることが特徴です。

本記事では、ぎっくり背中について解説をしています。ぎっくり背中になってしまった時にどのように対処するべきか、治し方や再発防止のためのポイントについても解説しています。

本記事を読むことで、ぎっくり背中が起こってしまっても適切な対処をすることができるでしょう。また、ぎっくり背中がどうして起こるのか、再発を防ぐためにすべきこともわかるようになるでしょう。

突然ぎっくり背中になって困っている人や、ぎっくり背中の再発予防を知りたい人はぜひチェックしてください。

弁護士 大橋史典
自動車を同じ姿勢や悪い姿勢で運転をしている場合でも、ぎっくり背中になってしまう場合があります。そのため、自動車を運転する際には、正しい姿勢で運転し、適度な休息をとることが大切です。この記事では、ぎっくり背中になった場合の対処方法や再発防止方法などを解説しています。

ぎっくり背中とは?

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ぎっくり背中は、筋・筋膜性疼痛症候群の俗称となってます。背中の筋繊維に傷がつき、背中に痛みが起こる症状のことをぎっくり背中と呼びます。

ぎっくり背中の痛みの強さはさまざまです。いきなり激しい痛みに襲われる場合もあれば、軽い違和感を覚えてから徐々に強い痛みに変化することもあります。

ぎっくり背中の症状が現れやすい筋肉の部位は、 姿勢筋などです。しかし、これらの部位以外でもぎっくり背中が起こることがあります。

出典:筋・筋膜性疼痛症候群とは?|明治国際医療大学

参照:https://www.meiji-u.ac.jp/ac-cli/staff/itoh/mps

出典:筋筋膜性疼痛症候群◆筋筋膜性疼痛症候群とは◆|一般社団法人 小郡三井医師会

参照:http://www.ogorimii-med.net/column/%E7%AD%8B%E7%AD%8B%E8%86%9C%E6%80%A7%E7%96%BC%E7%97%9B%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%E2%97%86%E7%AD%8B%E7%AD%8B%E8%86%9C%E6%80%A7%E7%96%BC%E7%97%9B%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%E3%81%A8%E3%81%AF%E2%97%86

ぎっくり背中にまずはどう対処すればいい?

ぎっくり背中が起こってしまったら、まずは患部を冷やしましょう。タオルを巻いた保冷枕や保冷剤、冷湿布を使います。患部を冷やすことで、症状の悪化を防ぐことができるでしょう。

また、できるだけ安静にすることも大切です。なるべく患部を動かさないようにしましょう。

痛み止めはどれを使えばいい?

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市販の痛み止めを使うときは非ステロイド系消炎鎮痛剤がおすすめです。

非ステロイド系炎症鎮痛剤の代表的なものはこちらです。

出典:Q19.鎮痛に使われる非ステロイド抗炎症薬について教えてください?| 一般社団法人 愛知県薬剤師会 

参照:https://www.apha.jp/faq/entry-46.html

  • ロキソニン
  • ボルタレン
  • インドメタシン

間違った対処法は?

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ぎっくり背中が起こって間もないうちに、患部を温めることは避けましょう。血行が促進されると悪化する可能性があるからです。そのため、ぎっくり背中が起こってしまった当日は入浴も控えるようにしましょう。

ぎっくり背中はどれくらいで治る?

ぎっくり背中はほとんどの場合、安静にしていれば1~2週間で治ると言われています。ただし、その間は痛みが続くことになるため、症状の強さによっては日常生活に支障が出ることも考えられます。また、重度の場合は完全に痛みが取れるまでに1ヶ月程度かかることもあります。

ぎっくり背中にいいセルフケア方法は?

ぎっくり背中になったらまずは安静にすることが大事なのですが、いつまでも安静にしていてはいけません。背中の痛みが引いてきたら、様子を見ながらストレッチを行うようにしましょう。筋肉の緊張をほぐすことで、回復が早くなる可能性があります。

ストレッチを行うときはくれぐれも無理はせず、ゆっくりとほぐしていきましょう。

ぎっくり背中になってしまう原因は?

ぎっくり背中が起こる原因は、筋肉の柔軟性不足です。筋肉が固くなってしまう原因は、大きく分けて3つあります。ぎっくり背中を引き起こさないためにもチェックしてみてください。

筋肉のこり固まり

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デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢を取っていると筋肉がこり固まってしまいます。この状態で、急に大きな動きをすることで、痛みが生じる場合があります。

適度に休憩時間を設けてストレッチをする、同じ姿勢をなるべく取らないようにするなど対策をしましょう。

運動不足

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運動不足も、筋肉がこり固まる原因の一つです。あまり使っていない筋肉の柔軟性が失われてしまうためです。この状態で急に大きな動きをすると、ぎっくり背中を起こす可能性があります。

運動不足を感じている人は要注意です。日頃から適度な運動をするようにしましょう。

姿勢の悪さ

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姿勢が悪いことでぎっくり背中を引き起こしてしまうことがあります。姿勢が悪いと体のバランスが崩れてしまい、筋肉に過度な負担をかけることになるからです。特に猫背の場合は、首や背中の筋肉が緊張状態になってしまいます。

筋肉が緊張している状態だと、ぎっくり背中を起こしやすいです。このため、姿勢が悪い方は気を付ける必要があります。

ぎっくり背中になりやすい動きとは?

筋肉に負担がかかることが、ぎっくり背中の原因です。急に筋肉を引き伸ばすような動きや、筋肉に急激な力を加えることで筋肉を傷つけてしまい、ぎっくり背中を起こしてしまうのです。

具体的な例としては、体をねじる動きや、重たいものを持つ、激しい運動などの行動です。このような動きをした時にぎっくり背中を起こしてしまうことが多いので注意しましょう。

出典:筋・筋膜性疼痛症候群とは?|明治国際医療大学

参照:https://www.meiji-u.ac.jp/ac-cli/staff/itoh/mps

弁護士 大橋史典
交通事故にあった後にぎっくり背中になってしまった場合、そのぎっくり背中は交通事故に原因がある可能性もあります。衝突したときの衝撃が背中に響いてしまい、その影響が後にぎっくり背中という形で現れることも想定されます。この場合には、下記の再発防止のポイントを重視して悪化しないよう心がけましょう。

ぎっくり背中再発防止の6つのポイント

ぎっくり背中は一度発症してしまうと、繰り返しやすいと言われています。このため、普段からぎっくり背中を予防することが大切です。

再発予防のために大事なポイントを6つ紹介します。これらの予防方法をチェックして、ぎっくり背中の再発防止に努めましょう。

  1. 姿勢の改善
  2. 適度な運動
  3. 身体を冷やさない
  4. うつ伏せでストレッチ
  5. マッサージでセルフケア
  6. ツボを押してみる

1:姿勢の改善

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正しい姿勢を保つことで、ぎっくり背中の予防が期待できます。正しい姿勢を保つと、骨格を支える筋肉への負担がやわらぐからです。その結果、背中の筋肉の疲労を防ぐことができます。

普段から、姿勢が悪くならないように気を付けましょう。猫背の人はストレッチなどで改善するようにしましょう。

2:適度な運動

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運動不足は筋肉がこり固まる原因の一つです。そのため、適度な運動をすることでぎっくり背中を予防することができますできるだけ毎日、運動をする習慣をつけましょう。運動強度は、少し疲労を感じる程度で構いません。

また、日常的な運動はぎっくり背中の予防だけでなく、他の部位の怪我の予防にもつながるため、ぜひ生活に取り入れてみましょう。

3:体を冷やさない

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体が冷えると筋肉が無意識に収縮します。これは体温を上げるためです。こうなると、ぎっくり背中を発症しやすい状態になってしまいます。このため、筋肉が寒さで収縮しないように、しっかり体を温めることがぎっくり背中の予防につながります。

特に肌寒い時期は、薄着で過ごさないようにすることが大事です。朝晩の冷え込みにも注意し、寒さ対策をしっかり行うことでぎっくり背中を予防することができます。

4:うつ伏せでストレッチ

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  1. うつ伏せで寝ます
  2. 3分間深呼吸をしてリラックスし、筋肉をゆるめます
  3. 胸の下に枕を入れて両足を肩幅に開き、3分間深呼吸しましょう
  4. 床に両ひじをつきます
  5. 息を吐きながら上体をゆっくり起こして10秒キープします。10回繰り返しましょう
  6. おへそを床につけて肘を伸ばします
  7. 上体を反らせて5~10秒キープします。10回繰り返しましょう
  8. 慣れてきたら胸の下に入れた枕を外し、できるだけ体を反らせて5~10秒キープします。10回繰り返しましょう。

このストレッチはぎっくり背中の予防に有効です。ストレッチは無理せずに行ってください。万が一、痛みやしびれなどが起こった場合はすぐに中止して整形外科を受診しましょう。

5:マッサージでセルフケア

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  1. 痛みを強く感じるポイントを触りましょう
  2. ポイントが見つかったら強く圧迫し、20秒~1分程度、血流を止めます
  3. その後、2~3秒間、圧迫を解除します
  4. 2.と3.を4~5回繰り返しましょう

背中が痛い時はこちらのマッサージを試してみましょう。ただし、ぎっくり背中を発症したばかりの時はマッサージは行わずに安静にしましょう。

6:ツボを押してみる

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  1. 肋骨の真横あたりにあるツボを押します。骨盤のでっぱりから指4~6本分上のあたりにあります
  2. ゆっくり呼吸をしながら、3~7秒かけてツボを押します。
  3. そのまま上半身を左右にねじります
  4. この動作を1日4~5回を目安に行いましょう

背中の痛みに有効なツボです。ツボを押すときは指の腹でゆっくりと垂直に押すことがポイントです。気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。だんだん呼吸が深くなり、背中の痛みがやわらいでいきます。

ぎっくり背中を放っておくとどうなる?

ぎっくり背中は安静にしていればそのまま治ることが多いようです。しかし、安静にしていなかった場合は悪化してしまうおそれがあります。悪化してしまうと治りが遅く、長い期間にわたり日常生活に支障がでてしまうことも考えられます。

このため、ぎっくり背中が起こってしまった場合は早めに専門家に診てもらうといいでしょう。早期の治療を行うことで、回復を早められるでしょう。 

弁護士 大橋史典
ぎっくり背中になってしまったら、病院の整形外科も受診しましょう。病院を受診した場合、診断書を作成してもらうことができます。ぎっくり背中の原因が交通事故にあると考えられる場合には、加害者側に治療費や慰謝料を請求することができます。請求する際には、弁護士に相談するとよいでしょう。

治療に時間がかかることも

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ぎっくり背中を放置すると、治療に時間がかかってしまうことがあります。重度のぎっくり背中の場合、激しい痛みが1週間くらい続くことがあります。この場合、痛みがなくなるまでは1ヶ月以上かかってしまうことがあるそうです。

ぎっくり背中の対処法を知って早く治そう

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ぎっくり背中は突然起こることが多く、驚いてしまうと思いますが落ち着いて対処しましょう。適切な対処をすることで早く回復することができます。痛みが強い場合は整形外科を受診するようにしましょう。

また日頃から予防をしっかりすることも大切です。ストレッチや運動を習慣にすることでぎっくり背中の再発を防ぎましょう。

この記事のライター

ドクター交通事故運営

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