交通事故の慰謝料の相場はどのくらい?ポイントや減額されるケースも

交通事故に遭ったとき、慰謝料の相場はいくらぐらいかご存知でしょうか。本記事では、交通事故の慰謝料の相場や、その種類、受け取るために注意すべき点などを紹介しています。交通事故の慰謝料について疑問や不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 交通事故の慰謝料の相場について解説
  2. 交通事故の慰謝料の種類
  3. 交通事故の慰謝料の算定基準
  4. 交通事故の入通院慰謝料の相場
  5. 交通事故の後遺障害慰謝料の相場
  6. 交通事故の死亡慰謝料の相場
  7. 交通事故の入通院慰謝料をもらうためのポイント
  8. 交通事故の後遺障害慰謝料をもらうためのポイント
  9. 交通事故の慰謝料が減額されるケース
  10. 交通事故の慰謝料の相場を知っておこう

「交通事故の慰謝料は、どれくらいの相場なの?」
「交通事故の慰謝料をもらうためのポイントや、注意する点は?」
このように、相場やポイントなど交通事故に遭ったときにはたくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。

本記事では、交通事故に遭ったときにもらえる慰謝料の相場やその種類に加え、算定方法や慰謝料をもらうための注意点などを紹介しています。交通事故の慰謝料について、網羅的に把握できるでしょう。

この記事を読むことで、交通事故にあったときに知っておくべきことと、すべきことがわかります。交通事故の慰謝料についての知識を持っていれば、実際に慰謝料を請求するときにスムーズに進められるでしょう。

交通事故の慰謝料について知りたい人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
 

交通事故の慰謝料の相場について解説

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交通事故に遭った場合、被害者は加害者に対して、慰謝料などの損害賠償を請求することが可能です。慰謝料には、いくつか種類があります。また、被害者の損害状況や立場、近親者の数などによって、請求できる慰謝料の金額が変わってきます。

この記事では、交通事故の慰謝料の種類や違い、慰謝料の相場などを紹介しています。これらを把握しておくことで、慰謝料を請求する際にスムーズに進められるでしょう。
 

弁護士 大橋史典
交通事故の慰謝料を請求する際や適切な慰謝料を受け取るためには、いくつか注意点があります。この記事では、慰謝料の種類に応じた請求方法、金額の相場、算定・請求時の注意点などを弁護士が解説しています。

交通事故の慰謝料の種類

ここでは、交通事故の慰謝料の種類を紹介しています。交通事故の慰謝料といっても一つではなく、いくつかの種類に分けられます。被害者が受けた損害の度合いや種類によって請求できる慰謝料の内容が変わるため、それぞれの違いを把握しておくことが大切です。
 

交通事故の慰謝料とは?

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慰謝料とは、被害者が精神的苦痛を受けたときに、加害者へ請求できる損害賠償です。人身事故が原因となって、被害者が怪我をしたとき、後遺障害が残った場合、亡くなった場合などに、精神的苦痛を受けたとして交通事故の慰謝料を請求できます。

交通事故で損害を受けたときに請求できる慰謝料は、主に3つあります。慰謝料は、被害者などの精神的苦痛に対して支払われるもののため、物損事故は該当しません。

出典:交通事故の慰謝料は4種類。その違いがすぐ理解できる|橋本行政書士事務所
参照:https://secure01.red.shared-server.net/www.toshi-office.com/jiko-14-16isyaryousyurui.htm

種類①入通院慰謝料

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交通事故に遭ったときの慰謝料として、入通院慰謝料があります。入通院慰謝料とは、被害者が怪我を負ったことが原因で受ける精神的苦痛に対する賠償金です。ここでの精神的苦痛は、怪我や手術による痛み、不安などのことを指します。

傷害慰謝料とも呼ばれる損害賠償です。入通院慰謝料の相場は、治療した期間や通院した日数に基づき計算されます。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1
 

種類②後遺障害慰謝料

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交通事故によって被害者に後遺症が残り、後遺障害の等級が認定された場合には、後遺障害慰謝料が請求できます。後遺障害慰謝料とは、後遺症による精神的苦痛に対する賠償金です。ここでの精神的苦痛は、後遺症によって生じる不便や不安のことを指します。

後遺障害慰謝料を請求できるのは、後遺症が後遺障害等級に認定された場合のみです。後遺障害等級が認められないと、後遺障害慰謝料を請求することはできません。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1

種類③死亡慰謝料

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死亡慰謝料は、交通事故によって被害者が死亡したときに請求できる慰謝料です。交通事故によって死亡した被害者が受ける精神的苦痛に対して支払われる損害賠償になります。

死亡した本人以外には、被害者の両親や配偶者、子どもといった近親者が死亡慰謝料を請求できます。近親者の財産権が侵害されなかった場合でも、請求することができます。死亡慰謝料の金額は、死亡した被害者との関係性によって決まります。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1
 

交通事故の慰謝料の算定基準

ここでは、交通事故の慰謝料の算定基準を紹介します。交通事故の慰謝料の算定基準は3種類あり、それぞれ設けられている基準が異なります。どの基準に従って慰謝料を算定するかによって、金額が大きく変わってきます。それぞれの基準を把握して、慰謝料の相場を把握しましょう。
 

基準①自賠責基準

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自賠責基準は、加害者の自賠責保険に請求する慰謝料の算定基準です。自賠責保険は自動車やバイクに加入が義務付けられているもので、交通事故の被害者へ最低限の補償をするために加入します。そのため、慰謝料の算定基準の中で最も低額な基準です。

加害者の自賠責保険から支払える金額には、上限があります。交通事故による損害賠償の金額がその上限を超えた場合、超過分は加害者の任意保険に請求されます。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
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基準②任意保険基準

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任意保険基準は、加害者の任意保険会社に請求する慰謝料の算定基準です。任意保険基準は、それぞれの任意保険会社が独自に決めており、基準の詳細は非公開になっています。基本的には自賠責基準と同じような基準が設定されていますが、自賠責基準よりも相場はやや高めです。

任意保険基準による慰謝料の金額は、示談交渉のときに提示されます。示談交渉を経て損害賠償額が決まると、加害者の自賠責保険から上限まで支払われ、超過分は任意保険から支払われるでしょう。

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基準③弁護士基準(裁判基準)

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弁護士基準は、弁護士が損害賠償を請求するときに用いる慰謝料の算定基準です。裁判所でも使われるため、裁判基準ともいわれています。

法的な根拠と過去の判例をもとに、慰謝料の金額が決定される算定基準です。弁護士基準は、自賠責基準と任意保険基準と比べると法的に請求可能な金額の目安が示されており、慰謝料の相場も高額になる傾向があります。

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交通事故の入通院慰謝料の相場

ここでは、交通事故の入通院慰謝料の算定基準ごとの違いと、それぞれの相場を紹介します。入通院慰謝料は、同じ条件下でもそれぞれの基準によって相場が変わってくるでしょう。

紹介する入通院慰謝料の相場は、2ヶ月間むちうちの治療をしたと仮定した場合の金額です。また、入院日数が0日、実通院が30日だったと設定して、相場を計算しています。
 

相場①自賠責基準

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自賠責基準の入通院慰謝料は、日額を4300円として、そこに入通院日数をかけた金額が支払われます。自賠責基準の入通院日数は、入通院期間か、入院日数+(実通院日数×2)で算出した数字の少ない方が使われます。

はじめに設定した条件下でむちうち治療した場合、入通院日数は60日です。そのため、入通院慰謝料の相場は、日額4300円に入通院日数60日をかけた25万8000円となります。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
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相場②任意保険基準

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任意保険基準の入通院慰謝料は、任意保険会社がそれぞれ独自に基準を設けており、算定基準の詳細や相場は非公開です。そのため、ここで入通院慰謝料の相場の金額を算出することは難しいでしょう。

ただ、以前の任意保険会社は、統一された基準をもとに慰謝料の金額を算出しており、いまもその基準を採用している会社も少なくありません。その基準に従えば、任意保険基準の入通院慰謝料は、自賠責基準と同程度になっているでしょう。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
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相場③弁護士基準(裁判基準)

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弁護士基準の入通院慰謝料は、軽傷用と重傷用の算定表に基づき、相場が計算されます。軽傷の怪我は、自覚症状のみの軽い神経症状や、打撲、捻挫などが該当します。重傷の怪我は、軽傷とされる怪我に該当しない骨折などの怪我のことです。

軽傷と重傷の中間程度の怪我は、重傷用の算定表の7割から8割程度の金額になります。また、重傷を超える怪我の場合は、重傷用の算定表から2割増し程度の金額になるでしょう。

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弁護士 大橋史典
自賠責基準は、交通事故による被害を最低限度の基準で補償することを目的としています。一方で、弁護士基準では、これまでの示談交渉や裁判によって認められた金額を基準にして算定しています。このような理由から、弁護士基準で算定することが、被害者にとって大きなメリットになるのです。

交通事故の後遺障害慰謝料の相場

後遺障害慰謝料は、被害者の後遺障害等級によって相場が決まるでしょう。そして、後遺障害等級による相場は、自賠責基準と任意保険基準、弁護士基準ごとに設定されています。

任意保険会社の算定基準は公開されていないため、後遺障害慰謝料の相場を計算できません。そのため、ここでは自賠責基準と弁護士基準の相場を紹介しています。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
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等級

自賠責基準の相場

弁護士基準の相場

1級・要介護

1650万円

2800万円

2級・要介護

1203万円

2370万円

1級

1150万円

2800万円

2級

998万円

2370万円

3級

861万円

1990万円

4級

737万円

1670万円

5級

618万円

1400万円

6級

512万円

1180万円

7級

419万円

1000万円

8級

331万円

830万円

9級

249万円

690万円

10級

190万円

550万円

11級

136万円

420万円

12級

94万円

290万円

13級

57万円

180万円

14級

32万円

110万円

交通事故の死亡慰謝料の相場

 ここでは、交通事故の死亡慰謝料の算定基準ごとの違いと、相場を紹介します。入通院慰謝料と同様に、基準ごとに算出方法が違うため、交通事故の死亡慰謝料の相場も変わってくるでしょう。

紹介する死亡慰謝料の相場は、被害者が家族の扶養主で、扶養している家族が2人、両親が存命していると仮定して計算しています。
 

相場①自賠責基準

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自賠責基準の死亡慰謝料は、被害者本人分と本人の近親者の数、扶養の有無に応じて金額が決定します。自賠責基準だと、被害者本人分は、400万円です。そこに、近親者のなかで請求権がある人の人数に応じて、金額が加算されます。被扶養者がいる場合、さらに加算されるでしょう。

はじめに設定した条件の場合、被害者本人の金額と、家族と両親4人の金額、被扶養者分の金額が死亡慰謝料の相場になります。金額としては、1350万円になるでしょう。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1
 

相場②任意保険基準

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任意保険基準の死亡慰謝料は、任意保険会社独自の基準に基づいて決定されるため、基準は非公開です。おおよその参考相場は、被害者が一家の扶養主だった場合は1500万円から2000万円程度になります。

また、被害者が母親や配偶者だった場合も、死亡慰謝料は1500万円から2000万円程度になるでしょう。被害者がそれ以外の場合は、1200万円から1500万円程度の死亡慰謝料になります。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1
 

相場③弁護士基準(裁判基準)

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弁護士基準の死亡慰謝料は、任意保険基準と同じく被害者の立場によって相場が決まります。

被害者が一家の生計主(一家の支柱)だった場合の死亡慰謝料は、2800万円です。また、被害者が母親や配偶者だった場合の相場は、2500万円です。その他の人が被害者だった場合は、2000万円から2500万円が相場になります。

また、死亡慰謝料を請求できる人には、一定の範囲内で決められています。

事故被害者の配偶者は、常に請求権者となり、その他の遺族については、損害賠償請求権の相続順位(第1順位:子または孫、第2順位:親、第3順位:兄弟姉妹)によって請求権者が決まります。事故が悪質だった場合、慰謝料が増額されることもあります。

出典:交通事故の慰謝料には種類がある|金額を算定する基準の種類も解説 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28298#1-1

交通事故の入通院慰謝料をもらうためのポイント

交通事故の入通院慰謝料をもらうためのポイントを紹介します。ポイントを理解しておくことで、入通院にかかる適切な費用を受け取ることができるでしょう。ポイントを理解していない場合、入通院慰謝料をもらえなかったり、治療費を打ち切られてしまうため、注意が必要です。
 

ポイント①事故後はすぐに病院へ行く

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交通事故にあったら、すぐに病院に行くようにしてください。病院で診断書を作成してもらい、警察へ事故発生から10日以内を目安に提出することで、人身事故として処理してもらえます。人身事故として処理をすることで、示談の時に損害賠償の請求が円滑に進むでしょう。

警察に提出する診断書は、加害者の保険会社に提出する診断書や、後遺障害の等級認定に必要な診断書とは異なります。内容や提出のタイミングが異なるため、区別しましょう。

出典:通院でもらえる慰謝料は?慰謝料相場の一覧表や適正な金額をもらうためのポイント | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/35239#3
 

ポイント②定期的に通院する

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入通院慰謝料をもらうために、定期的に通院するようにしましょう。弁護士基準では、治療期間に応じて入通院慰謝料の相場が決まります。適切な慰謝料をもらうために、病院と弁護士の指示に従い、通院するようにしましょう。

通院の回数が平均よりも多い場合、過剰診療を疑われることがあります。また、通院日数が平均よりも少ない場合であっても、慰謝料の減額対象になるため、注意が必要です。

出典:通院でもらえる慰謝料は?慰謝料相場の一覧表や適正な金額をもらうためのポイント | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/35239#3
 

ポイント③自己判断で通院を止めない

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怪我の治療は自己判断で止めず、病院で症状固定と判断される、または、完治したと判断されるまで通院しましょう。入通院慰謝料は、交通事故日から症状固定日、もしくは交通事故日から完治日の期間で相場が決まります。

自己判断で通院を止めた場合、治療が必要ないとみなされ、慰謝料の減額や治療費の打ち切りにつながります。怪我の症状が軽い場合でも、病院の指示には従うようにしてください。

出典:通院でもらえる慰謝料は?慰謝料相場の一覧表や適正な金額をもらうためのポイント | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/35239#3
 

交通事故の後遺障害慰謝料をもらうためのポイント

交通事故の後遺障害慰謝料をもらうためのポイントを紹介します。事故後に適切に対応しなければ、後遺障害の等級認定がもらえず、後遺障害慰謝料を受け取れないことになりかねません。ポイントを確認すれば、後遺障害慰謝料をもらうための正しい判断ができるようになります。
 

ポイント①必要な検査を受ける

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後遺障害慰謝料を受け取るには、必要な検査を受けて後遺障害の等級認定を申請しましょう。後遺障害の等級が認定されなければ、どんなに症状が出ていても後遺障害慰謝料をもらえません。

後遺症が残っている部位や症状の重さによって、病院での検査方法が変わります。後遺障害の等級認定を得るために、治療期間中や後遺障害の等級認定を申請する前に適切な検査を受けるようにしましょう。

出典:交通事故の後遺障害の等級認定に必要な検査項目 | アディーレ法律事務所
参照:https://www.ko2jiko.com/inspection/
 

ポイント②継続的に通院する

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後遺障害慰謝料をもらうために、事故直後から継続的に通院しましょう。事故直後から通院しなければ、後遺症と事故の因果関係が否定されてしまう恐れがあります。

また、継続的に通院しなければ、治療の必要性が低いとみなされてしまうでしょう。事故に遭ったらすぐに病院に行き、病院の指示に従って治療と通院を続けることが大切です。

出典:後遺障害慰謝料の相場と適正な金額を受け取るポイントを弁護士が解説 |弁護士法人ブライト
参照:https://law-bright.com/kotuziko/knowledge/kouishougaisouba/
 

ポイント③後遺障害診断書を正確に記載してもらう

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後遺障害慰謝料をもらうためには、正しい後遺障害診断書を作成してもらう必要があります。後遺障害の等級認定は診断書に基づいて判断されるため、診断書に誤りがあると適切な後遺障害慰謝料をもらえない可能性が高いです。

例として、自覚症状が伝えた通りに記載されていない場合があります。病院が作成した診断書は細かくチェックし、疑問点があれば確認をするようにしましょう。

出典:後遺障害慰謝料の相場と適正な金額を受け取るポイントを弁護士が解説 |弁護士法人ブライト
参照:https://law-bright.com/kotuziko/knowledge/kouishougaisouba/

交通事故の慰謝料が減額されるケース

ここでは、交通事故の慰謝料が減額されるケースを紹介します。慰謝料が減額されるケースは、主に3つです。被害者の状況によって、支払われる慰謝料の金額が減額されます。それぞれのケースを把握し、どのような状態だと慰謝料が減額されるのか理解しましょう。
 

弁護士 大橋史典
交通事故のケースや被害者の状態によって、慰謝料は減額されてしまう可能性があります。慰謝料請求で損をしないためにも、下記のポイントを正確に理解することがポイントです。慰謝料の金額に不安がある場合には、弁護士に相談することも検討してみるとよいでしょう。

ケース①過失相殺

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過失相殺は、交通事故の被害者に過失が認められた場合、その過失割合に応じて慰謝料が減額されるというものです。

過失相殺の基準は、交通事故訴訟で処理を統一させるために、事故形態ごとに基準が設けられています。

出典:【交通事故慰謝料】被害者がやってはいけない6つのポイント|みらい総合法律事務所
参照:https://www.jikosos.net/basic/basic6/isyaryou-dame-6point#i-35

ケース②損益相殺

StartupStockPhotos

損益相殺は、損害を受けた交通事故の被害者が同じ交通事故で利益を得た場合、損害賠償の金額から利益分を減額するというものです。自賠責保険からの保険金や、労災保険金など、さまざまな受け取り金が対象になります。

お見舞金や香典、生命保険の死亡保険金など、損益相殺の対象にならない受取り金もあります。損益相殺の対象範囲は複雑なため、専門家である弁護士に確認するようにしましょう。

出典:【交通事故慰謝料】被害者がやってはいけない6つのポイント|みらい総合法律事務所
参照:https://www.jikosos.net/basic/basic6/isyaryou-dame-6point#i-35
 

ケース③素因減額

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素因減額は、交通事故の被害者の心因的素因と身体的素因が損害の発生や拡大に影響を与えていた場合、慰謝料が減額するというものです。素因とは、精神的傾向や身体的な特徴、持病などのことを指します。

具体的には、事故前からヘルニアを患っていたために治療期間が長引いたときや、精神疾患を患ってたために治療期間が長引いたときなどが挙げられるでしょう。

出典:交通事故の慰謝料は通院1日いくら?8600円の真実と通院6ヶ月の相場 | アトム法律事務所弁護士法人
参照:https://atomfirm.com/media/28677#5-2
 

交通事故の慰謝料の相場を知っておこう

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交通事故の慰謝料の相場は、被害者の損害の程度や立場、近親者の数などにより決まります。また、算定基準が3つあり、どの基準に従うかによっても慰謝料の金額は変わってくるでしょう。

交通事故の慰謝料の請求は、ご自身で行うことはもちろん、ご自身の保険会社や弁護士(依頼した場合)が代理人となって行います。その際に、慰謝料の算定基準や計算方法などについて調べておくと、損害賠償請求を円滑に進めることが可能です。この記事を参考に、勉強してみてください。 

この記事のライター

ドクター交通事故運営

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