整形外科のリハビリをやめるタイミングとは?リハビリの通院期間を解説
整形外科でのリハビリをやめるタイミングとは、いつごろになるのでしょうか。 本記事では、整形外科のリハビリに通う目安や期間、リハビリをやめるタイミングなどを紹介しています。 リハビリ期間に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
整形外科でのリハビリは、いつまで通えばよいのか、どのくらい回復したらリハビリをやめてもよいのか、整形外科のリハビリ期間についてお悩みの方もいるのではないでしょうか?
この記事では、整形外科のリハビリに通う期間や、リハビリをやめるタイミングについて紹介しています。
整形外科のリハビリに関して知りたい方は、ぜひご一読ください。
整形外科のリハビリに通う目安
交通事故で怪我をした場合、怪我の程度によっては整形外科のリハビリに通うこともあります。
継続してリハビリを受けることで、怪我の症状も少しずつ回復していくことが期待できますが、どのくらいの頻度で、リハビリに通えばよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、整形外科のリハビリの種類や頻度について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
整形外科のリハビリの種類
整形外科のリハビリには、大きく分けて「理学療法」と「物理療法」があります。
理学療法には、「可動域訓練」、「筋力訓練」、「協調訓練」、「リラクセーション」などのさまざまな方法があります。
また、物理療法には、「温熱療法」、「超音波療法」、「牽引療法」などの種類があり、疼痛の緩和や循環の改善などを目的とした治療です。
リハビリを受ける目安は週2回
リハビリに通う頻度としては、おおよそ週2回程度が目安とされています。
交通事故で怪我をしてからすぐの間は怪我の症状が重く、日常生活にも支障をきたすケースが多いです。また、事故から約1ヶ月程度は、患部が炎症している可能性もありますので、事故から約1ヶ月程度はリハビリを受けずに、安静にしていることが望ましいとされています。
その後、炎症が落ち着き、症状が慢性化してきたときには、医師と相談しながらリハビリを受けるかどうか、検討するとよいでしょう。
リハビリを受けることになった場合、週1回程度のリハビリでは、一時的に機能が回復しても元に戻ってしまう場合があります。そのため、まずは週2回程度を目安にリハビリを行うと良いでしょう。
これらはあくまで目安であり、怪我の程度などによって通院頻度は異なります。そのため、医師や理学療法士などの判断に従いながら通院することが大切です。
ただし、すべての被害者の方がリハビリを受けるとは限らず、怪我の程度や状態によって判断が異なるでしょう。医師と相談しながら、リハビリを検討していくとよいでしょう。
交通事故でリハビリに通う期間
交通事故でのリハビリ期間は、明確に決まったものはなく、被害者の怪我の程度などによって異なります。
おおよその通院の目安としては、むちうちで約3ヶ月程度が必要といわれています。
あくまで目安なので、リハビリの通院は、医師に相談しながら通うとよいでしょう。
しかし、効果がないからといって途中で通院をやめないようにしてください。通院を途中でやめてしまうと、保険会社が支払っていた治療費が支払われなくなるなどの不利益を受けることになるでしょう。そのため、適切な頻度で、通院を継続することが重要です。
整形外科のリハビリはいつまで通う?
交通事故でリハビリのために通院する場合、リハビリにいつまで通うのか、どのくらいのタイミングでやめれば良いのか判断に迷う方も多いでしょう。
リハビリをやめるタイミングを判断する目安としては、症状の程度や痛みの程度、怪我をしている部位などが挙げられます。
しかし、実際にリハビリをやめる場合は、担当の医師や理学療法士と相談したうえで決める必要がありますので、自己判断ではやめないようにしましょう。
ここでは、リハビリをやめるべき判断に悩んでいる方向けに、リハビリをやめる目安を紹介していますので、参考にしてみてください。
症状の程度で判断
リハビリを受けることで症状が改善してきている間は、担当の医師や理学療法士と相談し、継続してリハビリを受けることになるでしょう。
しかし、リハビリを受け続けても変化がない場合は、症状の程度によってリハビリを継続するか否かの判断を受けます。必要な期間リハビリを受けても改善しない場合には、リハビリを含めた治療を終了することになるでしょう。
怪我をした部位から判断
怪我をした部位によってもリハビリを行う期間が変わることがあります。それは、部位によって怪我の重大さが異なるためです。
骨折の場合、少しずつ骨癒合(こつゆごう)が進んでいき治癒していきますが、骨折した箇所によっては機能回復までにかかる時間が異なるでしょう。
たとえば、上腕骨近位端(腕の付け根部分)の骨折の場合、機能回復の目安としては2~3ヵ月程度とされていますが、大腿骨頸部(大腿骨頭のすぐ下のくびれている部分)を骨折した場合は骨癒合だけでも最大半年程度の時間を要する場合があるとされています。
ただし、手術をした方が早く改善できるという場合もあるため、このようなケースでは専門医の指示に従った方がよいでしょう。
年齢から判断
怪我の回復力は、年齢によっても大きく異なる場合があります。
一般的には、年齢が若い方が回復力が高いとされており、怪我の治りが早くなるため、リハビリの期間も短く済むケースが多いでしょう。
また、年齢が若いと、もともとの活動レベルが高いことから、怪我によって一時的に筋力が低下しても、元の生活に戻るまでの期間がかからないことも考えられます。
しかし、高齢であるなどの場合には、回復力が若年者に比べると低下するとされており、怪我によって、さらに筋力が落ちてしまうことが考えられるため、日常生活に戻るまでに時間がかかってしまうことが予想されます。
そして、リハビリを受けても機能改善までに時間を要することがあるため、通院期間も長くなることが予想されます。
1つの方法のみでなく、複数のリハビリを組み合わせて受けることもあるでしょう。途中でやめてしまうと、治療費のみでなく、慰謝料なども低い金額で受け取ることになってしまいますので、必要があるときには、通院を継続しましょう。
交通事故で整骨院や接骨院でリハビリは受けられる?
整骨院(接骨院)では、リハビリを受けることができません。
ただし、整骨院(接骨院)でも柔道整復師によるマッサージなどの施術を受けることはできます。
まずは整形外科で正しい怪我や症状を診断してもらい、その結果を整骨院などの担当者に伝えることで、適切な施術を受けられるでしょう。
なお、整骨院などにも通院したい場合には、医師に整骨院などへの通院の必要性を確認し、その旨を加害者の保険会社に伝えるようにしましょう。
交通事故後のリハビリについて気になる方は相談してみよう
交通事故での怪我のリハビリには、明確な期限はありません。
リハビリのゴールは患者によっても異なるため、医師や理学療法士と相談しながら、身体の機能回復に合わせて進めていくことが大切です。
交通事故のリハビリで通院先に困ったときは、ぜひドクター交通事故にもご相談ください。
この記事のライター
ドクター交通事故運営
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