レッカー費用はどのくらい?移動が必要なケースや依頼できる業者も
レッカーで車や廃車を移動させる際に必要な費用について、詳しくまとめました。レッカー移動が必要なケースや、レッカーが到着までにかかる時間も紹介します。任意保険に加入するなど、レッカー費用を抑えるコツも解説しているので、参考にしてください。
目次
レッカー移動に必要な費用や依頼できる業者を紹介!
事故車や故障した車を移動させるためには、レッカーが必要です。しかし、事故やトラブルによって車が動かなくなった場合、パニック状態に陥る人も少なくありません。トラブルに遭遇してしまったときのために、レッカー費用や依頼先を理解しておく必要があります。
本記事では、レッカー移動にかかる費用についてまとめました。依頼できる業者や、費用を抑えるコツも解説しているので、参考にしてください。
レッカー移動が必要なケース
レッカー車とは?
事故や故障などにより、自力で動けなくなった自動車の車輪を吊り上げて移動させるために使用することを目的とした特殊用途自動車のことです。
出典: www.zurich.co.jp
レッカー車は、自動車の車輪を吊り上げて固定し、移動できる装備を有していることと、物品積載設備を有していないことが条件となっています。しかし、レッカー移動に必要な必要最低限の工具は積載していても問題ありません。
レッカー車の到着までにかかる時間
レッカー会社は、早朝や夜間の事故やトラブルにも対応できるように、24時間年中無休で対応しています。事故が起きて、車が移動できなくなった場合、不安に感じる人も少なくありません。
このような時、なるべく早くレッカー車に来て欲しいものです。レッカー車の到着までにかかる時間は、事故やトラブルが起きた場所によって異なります。
しかし、レッカー車の到着は1時間以内になることがほとんどです。また、会社によっては、専用のアプリを導入しており、レッカー車の位置を確認できます。
必要なケース①走行中に車が停車した時
レッカー車が必要になるケースとして、走行中に車が停車した時が挙げられます。しっかりと車検や点検を受けているにもかかわらず、車のパンクやエンジンの故障で、車が停車してしまうケースも少なくありません。
エンジンの故障やパンク等で車が動けなくなった場合は、レッカーの手配が必要です。一般道で車が停車してしまった場合、すぐに故障した車を移動させる必要があります。そのため、レッカー車は車の前輪か後輪を吊り上げて、その場から車を移動させます。
必要なケース②車検切れや廃車にする時
車検切れの車を廃車にする場合も、レッカー車での移動が必要です。自宅で保管している車検切れの車は、公道を走行できないため、レッカー車でけん引する必要があります。
必要なケース③自宅で車にトラブルが発生した時
車のトラブルは、一般道や高速道路だけで起こるものではありません。自宅で車にトラブルが発生した時も、レッカー車を手配することは可能です。自宅でガス欠やパンク、バッテリーが故障した場合も、レッカーを依頼してみましょう。
しかし、自宅でのトラブルでレッカーを依頼する場合は、注意が必要です。自宅前の道路が狭い場合など、レッカー車が通れない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
必要なケース④車検切れの車を移動する時
自宅に車検切れの車を保管したままの人もいるでしょう。しかし、基本的に車検切れの車は移動させることができません。レッカー車は、故障車などを牽引する際、前輪か後輪を吊り上げて走行するため、道路にタイヤがついた状態になります。
道路にタイヤがついている状態は、公道を走っていることとみなされるため、車検切れの車はタイヤを吊り上げて走行することができません。そのため、車検切れの車の移動を断る会社もあることを覚えておきましょう。
車検切れの車を移動する時は、車検切れの車を積み込めるトラックを保有しているレッカー会社を選ぶことが重要です。また、輸送用ナンバーを装着することで移動が可能になるため、対応可能な会社を選んでください。
レッカー移動に必要な費用
必要な費用①基本料金
レッカー移動に必要な費用として、基本料金が挙げられます。基本料金は、レッカー会社によって異なり、車の事故によって完全に動かない車を移動させる際の相場は、10,000円~15,000円です。
エンジントラブルなど故障の場合は、基本料金が8,000円~10,000円になることもあります。車の状態やレッカー会社の作業量によって費用が大きく異なります。
必要な費用②走行距離に応じた費用
レッカー移動の際、走行距離に応じた費用を支払う必要があります。基本的には10km単位で料金の設定を行っており、5,000円~10,000円が相場です。
会社の保有する修理工場が近くにある場合は、走行距離に応じた費用は比較的に安く抑えられますが、多くの場合、10km以上の移動が必要になります。
すぐに修理できないため、一旦自宅に持ち帰るケースもあります。このような場合は、さらに料金が追加されます。
加入している任意保険によっては、移動にかかる費用が無料になるため、加入している任意保険の内容を確認しておきましょう。
必要な費用③車の引き上げ費用
事故や故障で自力で動かない車の場合、引き上げ作業が発生します。引き上げ作業が必要と判断された場合、基本料金以外に引き上げ費用を別途支払う必要があります。
引き上げ費用は、作業時間で計算されることが多いです。引き上げ費用の目安は、1時間2,000円ほどとなりますが、会社によっては10,000円以上かかる場合があります。
特に大型車両や特殊車両を引き上げる場合は、特殊なクレーン車が必要です。特殊なクレーン車が必要になった場合も、車の引き上げ費用が高くなります。
必要な費用④割増料金
基本的に基本料金や移動にかかる費用以外は必要ありませんが、レッカーを依頼する時間によっては、割増料金が発生します。
会社によっては20時以降を深夜として、料金の割増を行っています。深夜の対応は、通常の基本料金より50%ほど高くなることがあるため、注意が必要です。
また、事故やトラブルが発生した場所によっても、利用料金が異なるケースがあります。一般道に比べて、高速道路の基本料金が高くなることがあるため、覚えておきましょう。
レッカー費用を抑えるコツ
抑えるコツ①任意自動車保険に加入する
任意自動車保険に加入しておくことで、万が一の事故や故障でレッカーが必要になった場合の費用を抑えられます。車を購入する際に加入する任意保険によっては、ロードサービスがついている場合があります。
ロードサービスつきの任意保険に加入することで、トラブルが起こった場合も安心です。また、トラブルが起こった場合も、保険会社に連絡することでレッカーを依頼までしてくれることがあります。
レッカー会社を探したり、依頼する手間も少なくて済みます。しかし、加入する保険会社によってロードサービスの内容が異なるため、契約前には内容をしっかりと確認しましょう。
抑えるコツ②業者にレッカー引き取りから廃車まで依頼する
廃車予定の車をレッカー会社に依頼すると、廃車費用だけではなくレッカー費用が必要です。レッカーの引き取りから廃車までを行う業者に依頼することで、レッカー費用を抑えられます。
廃車買取業者は、車の素材やパーツをリサイクルすることで利益を得ているため、レッカー費用や廃車費用を無料にすることが可能です。業者を選ぶ際は、リサイクル法に基づき、各都道府県の許可を受けた施設を保有している業者を選びましょう。
レッカーを依頼できる業者
依頼できる業者①保険会社
任意保険にロードサービスがついている場合は、保険会社にレッカーを依頼できます。保険会社のロードサービスは、保険会社指定の修理工場であれば、無料で牽引してくれることが多いです。
JAFよりも無料で牽引してくれる距離が長いことも、保険会社のロードサービスのメリットとなります。
依頼できる業者②JAF
車の事故やトラブルといえば、JAFを思い浮かべる人が多いでしょう。誰でも利用できるJAFですが、JAFの会員か非会員かで必要な費用が大きく異なります。
料金を抑えたいからといって、事故現場で入会しても、会員料金が適応されるのは次回からです。JAFは利用回数に制限がないため、安心して依頼できる業者になります。
依頼できる業者③修理業者
修理業者や買取業者にレッカーを依頼することも可能です。依頼する業者によっては、無料で対応してくれるところもあります。費用をなるべく抑えたい場合は、修理業者や買取業者への依頼を検討しても良いでしょう。
レッカー移動にはさまざまな費用が必要になる
レッカー移動で必要な費用について、詳しく解説しました。レッカー移動には、基本料金だけでなく、距離に応じた費用や、時間や場所によって決まる割増料金が必要です。
レッカー移動に必要な料金は、利用する会社によって異なるため、トラブルや事故が起きた時のために、事前に確認しておきましょう。
この記事のライター
M.U
システムエンジニアの経験もあり、パソコンやプログラミングも興味がある、主婦ライターです。 休日は子どもとお出かけをしたり、料理や工作をして楽しんでいます。 さまざまな知識をいかして、多くの情報を発信していきます!
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