ゴールド免許で事故を起こすとどうなる?処分内容や再取得の条件も

ゴールド免許を持つ人が事故を起こした場合に、どのようになるのか紹介します。事故を起こした際にゴールド免許がどのようになるのか解説!人身事故、違反によってゴールド免許が継続されるのか、更新されるのか、再取得の場合の条件などについて説明します。

目次

  1. ゴールド免許で事故を起こすとどうなるか解説
  2. ゴールド免許の定義とメリット
  3. ゴールド免許で事故を起こした場合の処分
  4. ゴールド免許が継続される事故のケース
  5. ゴールド免許を再取得するための条件
  6. ゴールド免許は事故で剥奪されることもある

ゴールド免許で事故を起こすとどうなるか解説

免許証を5年以上保有して無事故無違反の場合、ゴールド免許を取得することができます。しかし、取得していても、不注意などで交通事故を起こしてしまうケースもあるでしょう。そのような時、ゴールド免許はどうなるのでしょうか?

違反内容や点数、事故の種類によっても扱いは異なります。実際に交通事故を起こした際に、どのような処分を受けるのかを紹介します。

ゴールド免許の定義とメリット

無事故無違反の証だけではない、ゴールド免許について詳しくまとめています。定義やメリットも解説します。他の種類の免許には、ないものです。優遇措置などのメリットについて、一つずつ紹介していきます。

ゴールド免許とは?

免許にはいくつかの種類があり、ゴールド免許は長きにわたり、無事故無違反である人の証ともいえるものです。交通事故の増加、更新時の手続きの簡略化を進めるために、1994年から導入されました。

ゴールド免許を取得した優良運転者の割合は、2019年で59%です。優良運転者の存在が、他の運転者の安全運転意識を、高めることにも繋がります。

金色の運転免許証は、通称「ゴールド免許証」といわれ、5年間無事故、無違反の方に交付されます。有効期間は「5年間」です。 ただしゴールド免許証であっても、更新期間満了日における年齢が、それぞれ70歳の方の有効期間は「5年間」、71歳の方は「4年間」で、72歳以上の方は「3年間」です。

出典: k-manner.or.jp

メリット①任意保険料が割引されることがある

免許の色の違い以外には、特に変わりがないと思う人も多いでしょう。しかし、自動車保険には、免許の種類によって保険料が割引されるプランがあります。保険会社によって、金額はそれぞれです。「ゴールド免許割引」などの名称で、呼ばれています。

ゴールド免許を取得している人は、無事故無違反を継続しています。そのような人は、交通事故を起こす可能性が低いと判断されるため、割引が適用されます。

割引率は、約12~20%の保険会社が多いです。自動車保険の保険料は、高額になるケースもあり、負担に感じている人も少なくありません。非常に大きな割引率になるため、見落とすことができないメリットになります。 

メリット②免許の更新時間が短い

更新時は、必ず講習を受けなければなりません。免許の種類によって、講習時間が異なります。ゴールド免許所持者の講習時間は1時間で、違反運転者の場合は2時間です。

講習時間だけでも、これだけの差が発生します。無事故無違反でゴールド免許を取得することが、いろいろな面でメリットがあることが分かるでしょう。

メリット③免許の更新費用が安い

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講習時間だけではなく、更新費用も免許の種類によって異なります。ゴールド免許は、更新費用が500円です。一般運転者が800円、違反運転者の場合は1,350円になります。

更新費用の差は、2倍近くになり、違反をすれば罰則も発生するため、ゴールド免許は金銭的にもメリットが多いです。

出典:更新手続きについて(宮城県警察)

ゴールド免許で事故を起こした場合の処分

ゴールド免許取得中に交通事故を起こすと、どうなるのでしょうか?事故の種類によって科せられる、処分について説明します。 

処分①物損事故

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物損事故とは、電柱や壁に車をぶつけるなどの、単独事故のことを指します。本人以外の人が、関係しない事故です。

ゴールド免許の取得には「違反や怪我のある事故を起こしていない」という条件があります。物損事故の場合は、違反点数や罰金が科せられることはないです。

そのため、ゴールド免許を剥奪されることはありません。ただし、損壊したものへの賠償責任は問われます。弁償をする必要であり、違反にならないから良いということではありません。

処分②人身事故

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人身事故とは、自動車やバイク、歩行者など、人が関わる事故のことです。状況によって違反点数が加点されます。車同士でも、ケガがなければ物損として処理されます。しかし、後日相手がケガを訴えて、人身へ切り替わることがあります。

処分③当て逃げ

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停車している車に衝突した時には、警察を呼び、正しく事故処理をすることが重要です。そうすれば、違反になることはありません。ぶつけただけであれば、物損事故となるからです。

ぶつけた後に逃走し、当て逃げをしたことになると、刑事罰が科せられます。違反点数をはじめ、罰金や事故内容によっては、懲役を科せられることもあるでしょう。

たとえドアミラーをぶつけただけであっても、逃走すれば当て逃げとなってしまいます。その場を離れず、正直に警察に届け出ることが大切です。

次回の更新までゴールド免許は継続される

どちらの事故を起こしても、次回の更新まではゴールド免許が継続されます。ただし、次回の更新時に、違反内容によって更新できない可能性があるでしょう。

違反点数が3点以下の場合は、一般運転者(ブルーの免許)となります。また、有効期間の5年は、そのまま維持されます。

5年の有効期間が維持されるのであれば、一般運転者でも構わないという人もいるでしょう。しかし、ゴールド免許のメリットを失うのは大きいです。

ゴールド免許が継続される事故のケース

事故を起こしてしまっても、ゴールド免許が継続されるケースがいくつかあります。どのような違反などのケースであるのかを、まとめています。 

ケース①加点なしの交通違反

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反則点のつく違反は人身事故ではない限り、加点されることはありません。加点をされなければ、違反や怪我のある事故を起こしていないと判断され、ゴールド免許は継続されます。

加点されない違反は、公安委員会厳守事項違反(5,000~7,000円)、泥はね運転(5,000~7,000円)です。その他、警音器使用制限違反(3,000円)などもあります。

運転免許証不携帯(罰金3,000円)、運行記録計不備(罰金4,000~6,000円)も同様で、反則金が発生します。

違反点数が加算されない違反は、あまり聞き慣れない違反内容ですが、運転時に起こすことが多いです。免許証不携帯なども、うっかりして違反することが多いでしょう。運転前に確認を行い、常に意識した運転をすることが大切です。

出典:交通違反の点数一覧表(警視庁)

ケース②物損事故

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物損事故は人身事故ではないため、基本的に反則点などは加点されません。ケガ人が出ていないため、ゴールド免許を継続する条件の違反対象にはなりません。

例えば、一時不停止による出会い頭の事故を起こした場合、相手にケガがなければ、加点はされません。人身事故に該当しないだけで、事故を起こしていることには変わりはありません。そのため、賠償責任は必ず負うことになります。

物損事故でもゴールド免許が剥奪されるケース

物損事故であっても、ゴールド免許を剥奪されることがあります。当て逃げをはじめ、建造物やガードレールに損害を与えた場合は、物損事故として扱われません。

警察を呼んでも事故証明をいただくだけになります。継続の条件に該当しない場合は、剥奪される可能性もあります。

ゴールド免許を再取得するための条件

剥奪されてしまうと、再取得が可能であるのかを説明します。また、再取得するための条件も、詳しく解説します。

条件①5年間加点ありの交通違反がない

再取得条件が「取得期間が5年以上継続し、違反やケガのある事故を起こしていない」です。この条件を満たしていれば、再度ゴールド免許を取得することが可能になります。

もしも5年間の間に違反を起こしていても、違反点数のつかない違反ならば問題はありません。違反起こさず何事もなく5年を経過して、優良運転者として再取得をしてください。

条件②5年間事故がない

再取得の条件として、5年間事故を起こさなければ、再取得することが可能です。現在の免許証の種類によっては、次の更新時にゴールド免許を再取得することも可能です。誕生日の40日前の日から遡って、5年間の違反が対象になります。

違反運転者の場合は、1度の更新は再取得はできません。免許証の更新期間が3年であるからです。一般運転者の場合は有効期間が5年のため、次の更新で再取得の可能性もあります。

ゴールド免許は事故で剥奪されることもある

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ゴールド免許を取得している人が交通事故を起こした場合、違反内容や違反点数によって処分も変わってきます。事故を起こして剥奪されると、再取得まで最低で5年はかかります。

ゴールド免許は証だけではなく、さまざまなメリットがあります。 事故を起こさないように安全運転に気をつけることは車を運転するならば当たり前のことです。一度取得したゴールド免許は様々ななメリットが選ら得るため、無事故無違反を続けていきましょう。

この記事のライター

サトミオリ

自分の経験も基に、お悩みを解決できるお手伝いをさせていただきます。

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