ガソリンメーターが故障したらどうなる？原因や修理の依頼先も解説

ガソリンがなくなると車が走行できなくなります。ガス欠にならないためにも、ガソリンメーターを確認する必要があります。しかし、ガソリンメーターが故障してしまうと、ガソリンの残量が確認できません。

本記事では、ガス欠を防ぐために、ガソリンメーターが故障したときの症状や原因を解説します。修理が依頼できる場所も紹介しているので、参考にしてください。

燃料タンク内のフロートの上下量を抵抗値に変換し、抵抗値の上下動によって電気式メーターに残量を表示する方式が電気式です。電気式のガソリンメーターは、上下の振動でフロートが激しく動いた場合も、緩やかにメーターに表示されます。

燃料タンクの搭載位置によって表示に影響が出にくいため、現在販売されている車には、電気式のガソリンメーターが採用されていることが多いです。

機械式のガソリンメーターは、フロートの上下動がそのままメーターに表示されます。そのため、機械が傾いた場合や上下動によって、メーター表記が急変する可能性もあります。

燃料計の表示部分に、デジタル燃料計が採用されている車もあります。指針式の燃料計は、比較的大きなスペースが必要ですが、デジタル燃料計は小さなスペースで設置可能です。

指針式の燃料計を設置するスペースがない小型の車種などに、デジタル燃料計が採用されています。

ガソリンメーターはEに近づくにつれて、燃料が減少しています。多くの車種で、Eに近づくと警告灯が点灯し始めます。警告灯が点灯したからといって、すぐに走行できなくなるわけではありません。

警告灯は、ガソリンの残量が規定値以下になった場合に点灯し始めます。ガソリンがなくなって走行できないという状態にならないように、ガソリンの残量を確認して、はやめの給油を心掛けましょう。

ガソリンを給油したにもかかわらず、ガソリンランプが点灯している場合は、ガソリンメーターが故障している可能性があります。

少し時間をおいてエンジンをかけ直すことで改善される場合もあります。エンジンをかけ直したにもかかわらず、ガソリンランプが点灯したままの場合は故障の可能性が高いです。

ガソリンメーターの故障以外にも、燃料タンクが原因の可能性も考えられます。過度な運転によって燃料タンクに穴が空き、ガソリンが漏れるケースも少なくありません。

給油した後もガソリンメーターの針がEから動かない場合も、故障を疑いましょう。また、長距離走行しているにもかかわらず、Fから針が動かない場合も、ガソリンメーターが壊れている可能性があります。

車種によっては、ガソリンメーターが急激に変動しないように設定されていることがあるため、しばらく様子をみましょう。しかし、ガス欠で急に走行できなくなる可能性もあるため、注意が必要です。

ガソリンメーターの針が動かない原因として、コネクタのゆるみやヒューズ切れが挙げられます。センサーの配線故障などがある場合も、ガソリンメーターが正常に動作しなくなります。

ガソリンメーターが故障した際は、整備工場に持ち込むことで修理可能です。車検や車の点検などで利用している整備工場がある場合は、使い慣れている整備工場を利用しましょう。

整備工場は、車の修理を専門としているため、ガソリンメーターの修理も安心して任せられます。また、整備工場は修理費用が比較的安いことが多いです。複数の業者に見積もり依頼して、価格を比較しても良いでしょう。

ガソリンメーターが壊れた場合、ディーラーに修理を依頼することも可能です。ディーラーに依頼すると、専用の機械を使ってガソリンメーターの点検をしてくれます。

ディーラーによっては、無料で点検してくれるため、ガソリンメーターの故障の原因をすぐに知りたい場合も、ディーラーへの依頼がおすすめです。

また、車を購入したディーラーであれば、無料の保証期間が設けられている可能性があります。無料保証期間内であれば、ガソリンメーターも無料で修理してもらえるため、保証期間があるか確認しておきましょう。

ガソリンメーターの故障を修理する場合、部品の交換が必要になるケースがほとんどです。交換する部品によって、修理に必要な費用は異なります。

センサーのみの交換であれば、約7,000円の費用が必要です。また、ガソリンメーターの交換は約100,000円、燃料タンクが故障している場合は、修理費用として40,000～120,000円ほどが必要になります。

また、修理に必要な時間も交換する部品によって異なります。センサーのみの交換であれば、10分ほどで修理可能です。

ディーラーに修理依頼する場合は、部品費用に加えて工賃が10,000～30,000円ほどかかります。メーター周りの修理は、専門知識を持つ整備士に依頼する必要があるため、工賃が別途必要になることを覚えておきましょう。

ガソリンメーターが故障した際に、起こる症状や原因について、詳しく解説しました。ガソリンメーターの針が動かない場合や、ガソリンランプが常に点灯している場合は、故障を疑いましょう。

ガソリンメーターの修理は、ディーラーや整備工場に依頼できるため、ガソリンメーターが故障したら速やかに修理してください。