免許の点数を確認する方法は?点数制度のルールやリセット期間も解説
免許の点数を確認する方法や、確認するための必要書類の取得方法をまとめました。免許の点数の基本的なルールに加え、免停や免取になる点数も解説します。免許の点数がリセットされる期間についても紹介しているので、参考にしてください。
目次
免許の点数を確認する方法を解説!
自動車を運転し、交通違反などをすると違反点数が累積されて、免許停止や免許取消といった処分が下されます。このような処分にならないように、免許の点数を意識しながら、安全に自動車を運転する必要があります。
本記事では、免許の点数を確認する方法を解説します。免許の点数を確認できる書類の取得方法や、リセットされる期間についてもまとめているので、参考にしてください。
免許の点数の基本的なルール
免許の点数制度とは?
自動車やバイクを運転して、交通ルールに違反した場合は違反点数が加算されます。免許の累積点によっては免停や免取などの処分が行われるため、免取の点数制度や、確認する方法を知っておくことが重要です。
免許の点数制度では、交通ルールの違反に対して一定の点数が課せられます。この累積点に応じて、処分を行っています。
減点方式ではなく加算方式
免許の点数制度は、減点方式ではなく加点方式です。免許の点数は0点から始まり、違反を繰り返すごとに加算され、累積点によって処分が下されます。会話の中で、2点引かれたと表現する人もいますが、実際は2点加点されたということになります。
6点で免許停止・15点で免許取り消し
免許の累積点が6点になると免停、15点になると免取になります。免停や免取になった場合、一定期間、自動車やバイクを運転することができません。仕事で自動車やバイクを使用している場合や、毎日自動車に乗る必要のある人は、特に注意が必要です。
免停とは30日~180日間、免許証が止められます。指定された期間が過ぎると、免許証が復活します。免取は、運転資格がはく奪されます。はく奪は、1~10年間、免許証を取得できません。行政処分を受けた前歴の有無によって、免取や免停の点数や免許の停止期間が異なります。
6点超えた場合も、すぐに免取になることはなく、違反者講習などを受講することで、免取を回避できます。しかし、定められた期間内に、違反者講習を受講する必要があります。
免許の点数を確認する2つの方法
確認方法①過去3年の違反点数の合計を計算する
自分で交通事故や交通違反内容を把握している場合は、違反点数を計算することで確認できます。免許の点数は、交通事故や違反した日から、過去3年間のものが加算されます。
3年間で3回違反した場合
3年間で3回の交通事故や違反をしたケースを解説します。2018年11月と12月に2点の違反、2020年1月に2点の違反をした場合、2回目の違反は3回目の違反から1年以上経過しています。
過去の違反から1年以上経過している場合、過去2回起こした交通違反は優遇され、0点となります。そのため、このケースの場合の免許の合計点は2点となります。
3年間で2回違反した場合
2019年9月に1度目の2点の違反、2020年1月に2点の違反をしたケースを解説します。1度目の違反をするまで、2年間無事故無違反の人は、1度目の違反は優遇されます。そのため、このケースの累積点は2点となります。
確認方法②累積点数等証明書で確認する
交通事故や違反の内容を把握していない場合は、累積点数等証明書で確認できます。累積点数等証明書は、申請当日までの累積点に関係のある違反内容が記載されています。
累積点がゼロの場合、何も記載されていない状態で発行されます。過去に交通事故などで違反した場合も、数年経過して点数が優遇された違反に関しても、記載されることはありません。
ゴールド免許を保有し続けている人や、違反をした覚えがない人は加算されることがないため、気にする必要はありません。
累積点数等証明書はネットでは確認できない
累積点数等証明書を取得するためには、申請用紙に記入する必要があります。そのため、インターネット上では免許の点数を確認することはできません。ネットだけではなく、電話でも証明書は取得できないため注意が必要です。
免許の点数を確認する累積点数等証明書の取得方法
次に、免許の点数を確認する累積点数等証明書の取得方法を紹介します。累積点数等証明書は、免許更新センターや警察署、ゆうちょ銀行や郵便局で申請できます。必要な持ち物もまとめているので、参考にしてください。
取得方法①免許更新センターの窓口・警察署で申請
累積点数等証明書は、免許更新センターの窓口や、警察署で取得できます。本人または代理人のみが申請可能で、申請者によって必要な持ち物が異なります。
本人が免許更新センターや警察署で申請する場合に必要な持ち物は、運転免許証のみとなります。
代理人が申請を行う場合は、申請者の運転免許証のコピーと代理人の身分証明書、委任状が必要になります。
どちらの場合も、申請手数料として630円が必要となります。また、累積点数等証明書は申請後即日交付されるわけではなく、発行までに2日~3日かかります。
受け取りは、更新センターに直接足を運ぶか、郵送となります。郵送の場合は、送料として別途料金が必要です。
即日発行されるわけではないため、免許更新センターや警察署で申請する場合は余裕をもって申請を行いましょう。
取得方法②ゆうちょ銀行・郵便局で申請
近くに免許更新センターや警察署がない場合は、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口でも累積点数等証明書の申請ができます。ゆうちょ銀行や郵便局で申請する場合も、免許更新センターや警察署で申請する場合と同様に、申請用紙に記入する必要があります。
申請用紙には、免許証番号を記入する必要があるため、免許証を持参しましょう。ゆうちょ銀行や郵便局でも、発行手数料として630円が必要です。
また、ゆうちょ銀行や郵便局で申請する場合には、発行手数料の他にも手数料がかかります。ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で支払う場合は130円、ATMで支払う場合は80円の手数料が必要です。
ゆうちょ銀行や郵便局で申請した場合、累積点数等証明書の発行までに10日~2週間かかります。免許更新センターや警察署で申請した場合よりも発行までに時間がかかるため、注意してください。
更新センターや郵便局など、どちらで申請する場合も、窓口で必要書類を提出する流れとなります。
免許の点数がリセットされる期間
次は、免許の点数がリセットされる期間について、解説します。免許の点数は、累積されていきますが、一定期間を経過すると0点にリセットされます。
点数がリセットされる期間①3年間無事故無違反の場合
最後に交通事故や交通違反をした日から、3年間無事故無違反で過ごした場合、点数は0点にリセットされます。
誕生日を迎えたらリセットされると勘違いする人も多いですが、誕生日を迎えたからといって、免許のリセットされることはありません。1度、違反をしてしまった場合は3年間無事故無違反を目指しましょう。
点数がリセットされる期間②救済措置が適応された場合
救済措置が適応された場合も、免許の点数がリセットされます。最後に違反した日から、1年間無事故無違反で過ごした場合、1年前の交通違反での点数がリセットされます。
また、2年間無事故無違反の人が、3か月後に軽微な違反をした場合も、救済措置が適応されて、加点された点数がリセットされることもあります。救済措置はありますが、0点を維持するために無事故無違反を心がけましょう。
また、一度免停になった場合も、免停明けは0点にリセットされます。リセットされますが、前歴として免停の記録が残るため注意が必要です。前歴は、ペナルティとなり残り続けます。
5年間無事故無違反で免許証がゴールドになる
5年間、無事故無違反で運転を続けると、免許証の更新時にゴールド免許を取得できます。ゴールド免許は、免許証更新時の講習が短く、講習手数料が安いというメリットがあります。
自動車保険の保険料が割引になるというメリットも挙げられます。ゴールド免許を所持していることで、保険料が最大で20%割引されます。
その他にも、ショッピングモールで割引が受けられる場合もあるため、無事故無違反を心掛けて、ゴールド免許を取得しましょう。
免許の点数を確認して安全に自動車を運転しよう
免許の点数を確認する方法について、詳しく解説しました。免許の点数は、減点方式では加算方式で計算されており、警察署や郵便局の窓口で申請できる、累積点数等証明書で確認できます。
免許の点数は、一定期間無事故無違反で過ごすことでリセットされます。免許の点数を確認して、安全に自動車を運転しましょう。
この記事のライター
M.U
システムエンジニアの経験もあり、パソコンやプログラミングも興味がある、主婦ライターです。 休日は子どもとお出かけをしたり、料理や工作をして楽しんでいます。 さまざまな知識をいかして、多くの情報を発信していきます!
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