車検代行手数料とは?依頼するメリットや方法・相場についても解説
車検代行手数料の概要や、依頼するメリットを解説します。業者に車検を依頼する際に必要な費用の相場や、依頼する方法についてもまとめています。車検の仕組みや必要性、代行手数料を安く抑える方法も解説していますので、参考にしてください。
目次
車検代行手数料の相場や依頼方法を解説!
安全に車を乗り続けるためには、車検が必要です。忙しくて車検を受けにいく時間がない人やユーザー車検が困難な人も少なくありません。このような場合、代行手数料を支払って、業者に依頼することをおすすめします。
本記事では、車検代行手数料の概要や依頼するメリットを詳しく解説します。車検の代行を依頼する方法や、必要な費用の相場もまとめているので、参考にしてください。
車検の仕組みと必要性
車検とは?
「車検」と呼ぶことが多いですが、正式名称は「自動車検査登録制度」です。2回目以降の車検は、車検証記載の有効期間を延長して引き続き乗車するため「継続検査(継続車検)」とも呼ばれます。
車検は安全性の確保、公害防止という面から点検・整備・検査3つの工程を踏み、国が指定する保安基準を満たしているか否かをチェックするよう、道路運送車両法で定められています。出典: www.goo-net.com
所有している車が、保安基準に適合しているかどうか検査することを車検といいます。ミニカーやトラクターなどの小型特殊自動車を除く自動車と250㏄以上のバイクは、車検を受ける必要があります。
業者に依頼するイメージが強い車検ですが、自分で必要な手続きを行い、車検証を更新することも可能です。
車検には有効期限があり、期限が切れた車は公道を走ることができません。車検切れの車が公道を走行した場合、厳しい罰則が科せられます。自賠責保険も切れている車が公道を走行した場合は、80万円以下の罰金が科せられるため、注意が必要です。
車検の必要性
車は、多くの人が利用している便利な乗り物ですが、一歩間違えれば大事故を引き起こします。ちょっとした車の不具合が、歩行者や他の車を巻き込み、大事故の繋がる可能性も出てきます。
また、長期間使用している車は、気づかないうちに内部のパーツが壊れているケースも少なくありません。車の専門家ではないと見抜けない不具合もあるため、定期的に車を整備・点検することが重要です。
普通自動車や軽自動車は、2年ごとに車検を受ける必要があります。また、大型特殊自動車などの車の種類によって、期間が異なるため、所有している車の期間を把握しておきましょう。
車検代行手数料の概要と依頼するメリット
車検代行手数料とは?
車検代行手数料とは、業者に車検の代行を依頼する際に必要な手数料です。業者によっては、代行手数料を検査手続き代行料と呼びます。
ユーザー車検を受ける際は、さまざまな手続きを自分で行わなければなりません。代行手数料は、自分で行う手続きを業者に代行してもらう際に発生する手数料といえば、理解しやすいでしょう。
代行手数料の内訳は、必要な書類の作成や運輸支局まで車を移動させる時間賃、書類の発行に必要な費用で構成されています。移動にかかる時間賃は、依頼する業者によって異なるため、何社か見積もりをとっても良いでしょう。
車検代行手数料の勘定科目
事業で所有している車も、一定期間ごとに車検を受ける必要があります。代行手数料を帳簿に記入する際の勘定科目は、支払手数料か車両費を使用します。
修理が発生した場合に使用する勘定科目は、車両費か修繕費です。重量税や印紙税などの税金は、租税公課で計上します。また、自賠責保険は、保険料を使用してください。
代行手数料は消費税がかかるため、課税仕入れとして勘定します。また、車検時に収める重量税などの税金や自賠責保険にかかる費用は、不課税仕入れで勘定して問題ありません。
メリット①手間を減らせる
ユーザー車検を受ける場合、必要な手続きや書類作成は、すべて自分で行います。検査場までの移動時間は把握できても、整備や書類の準備にかかる時間を把握できない人も少なくありません。
業者に代行依頼することで、書類の準備や検査場での手続きなどの手間を減らせます。時間のない人は、車検の代行を検討してみましょう。
メリット②スケジュール調整しやすい
ユーザー車検の会場や軽自動車検査協会の受付は平日のみで、カレンダー通りに仕事をしている人はスケジュール調整が困難です。車検の代行を依頼するメリットとして、スケジュール調整がしやすいことも挙げられます。
仕事で長期間不在の場合も、車検代行を利用することで、車検切れを防げます。車検代行は、時期によっては混雑し、予約できないことも少なくありません。代行を依頼する際は、スケジュールに余裕をもって予約しておきましょう。
車検の代行を依頼する方法
車検費用の見積もりを取る
業者によって代行手数料が異なるため、依頼前に必要な費用の見積もりを取っておきましょう。依頼を受けた業者は、車の状態を確認し、どのような修理が必要か調べて、見積もりを発行します。
電話やWEBで必要事項を入力するだけで見積もりが取れる業者もあるため、来店する手間も省けます。
必要な書類の準備と契約
車検代行を利用する場合、車検証と自動車損害賠償責任保険証書、自動車税納税証明書の準備が必要です。契約前に必要な書類を揃えておくことで、車検をスムーズに受けられます。
見積もりを確認して、修理内容や金額に問題がなければ、業者と契約します。金額や修理内容に疑問がある場合は、契約前に確認しておきましょう。
車検を受ける
指定された日に車を業者に預け、車検を受けます。依頼を受けた業者が書類の準備や検査を行うため、依頼主がやるべきことはありません。
車検が終わると、車検証や自賠責保険証が更新されるため、内容に不備がないか確認してください。書類の内容に不備がなく、検査を終えた車が納車されたら、車検が完了します。
多くの業者やディーラーで、整備補償という無償で再点検してもらえる特典がつきます。車検後すぐに不具合が起こった場合は、特典を利用してメンテナンスしてもらいましょう。
車検代行手数料の相場
代行手数料の相場①ディーラーの場合
車を購入したディーラーに、車検を依頼する人も少なくありません。大手自動車メーカーのディーラーに依頼した場合の代行手数料の相場は、10,000円~15,000円程です。
大手自動車メーカーのディーラーは、サービスの質が高いため、費用も高めに設定されています。
多くのディーラーは、運輸支局ではなく、指定整備工場で車検を受けます。車検を安心して任せたい人は、大手自動車メーカーのディーラーがおすすめです。
代行手数料の相場②カー用品店の場合
カー用品店の代行手数料は店によって異なりますが、相場は、6,000円程です。指定整備工場を持つカー用品店も多く、さまざまな車種の車検が受けられます。
大手自動車メーカーのディーラーに比べて、代行手数料が安いというメリットがありますが、サービスの質は期待できない可能性もあります。業者を選ぶ際は、サービスの質を見極めることが大切です。
車検代行手数料を安く抑える方法
方法①自分で車検を行う
業者に依頼せず、ユーザー車検を行えば、代行手数料が発生しません。しかし、車検場の予約や持ち込み、メンテナンスや必要な手続きは、すべて自分で行う必要があります。代行手数料は安く抑えられますが、時間と手間がかかります。
また、ユーザー車検は整備に関する専門的な知識も必要です。初めてユーザー車検を受ける場合、手続きやメンテナンスが難しいと感じる人も少なくありません。
方法②業者と値引き交渉する
業者と値引き交渉をすることで、代行手数料を安く抑えられることもあります。値引き交渉は、見積書を提示し、見積書の不明点を確認しながら行います。また、複数の業者で見積もりを取ることで、値引き交渉がスムーズに進むことも少なくありません。
早期予約特典などを行っている業者もあるため、早い段階で予約し値引きしてもらうことも可能です。
車検代行手数料は依頼する業者によって異なる
車検時には、代行手数料をはじめ、重量税や保険料など、さまざまな費用が必要です。業者に車検を依頼すると、必ず代行手数料が発生するため、内訳や内容をしっかりと理解しておく必要があります。
代行手数料は依頼する業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取り、納得のできる金額で依頼しましょう。
この記事のライター
M.U
システムエンジニアの経験もあり、パソコンやプログラミングも興味がある、主婦ライターです。 休日は子どもとお出かけをしたり、料理や工作をして楽しんでいます。 さまざまな知識をいかして、多くの情報を発信していきます!
記載されている内容は※2022年3月8日 12:09:53 ※時点のものです。
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