事故による背中の痛みはむちうち?治療できる通院先についても紹介!
事故による背中の痛みについて解説します。また、むちうちによる症状や背中が痛む時の通院先なども掲載しています。そして、背中に痛みを感じた際の注意点や対処法も載せているので、参考にしてみてください。
目次
「事故による背中の痛みはむちうちなのかな?」
「事故で背中に痛みを感じる原因は?」
「むちうちの症状はすぐに出ないって本当なの?」
このように、事故による背中の痛みの原因について、たくさんの不安や疑問があるのではないでしょうか。
本記事では、事故による背中の痛みは、むちうちによるものなのか、詳しく解説しています。また、むちうちの主な種類と症状についてもまとめています。
事故後の背中の痛みは、むちうちによるものなのか気になる方は、是非この記事を読んでみてください。
事故で背中に痛みを感じる原因
まずは、背中に痛みが発生してしまった原因を紹介します。
背中の痛みに関係性のある症状などを掲載しているので、痛みの原因を調べる際の参考にしてください。
背中の痛みはむちうちの可能性もある?
背中を痛めた場合、むちうちの可能性があります。むちうちといえば、首に痛みを感じる症状と考える人が多いです。
しかし、むちうちには、首の他にも、腰痛や背中の痛みなど、さまざまな症状があります。
また、むちうちの症状が重い場合、耳鳴りや頭痛も発生し、めまいや吐き気などの症状が出てくることもあります。
むちうちの症状はすぐに出ないことも
むちうちは、事故直後に痛みや不調を感じないこともあります。
交通事故などで強い衝撃を受けても、脳が興奮状態になっていることがあり、体の感覚がマヒしている場合があります。
そのため、数日ほど経過した後に、首や背中の不調が現れて、むちうちと診断されることがあるのです。この場合でも、数日してから痛み出すことがありますし、重症化してしまう可能性もありますから、自覚症状が無くても、必ず病院に行って診断を受けましょう。
そのため、交通事故に遭った場合にはその時に痛みなどがなくても、病院を受診するということを覚えておいてください。
むちうちの主な種類と症状
むちうちには、5つの種類があります。
以下では、それぞれの特徴を解説していきます。
頚椎捻挫型
1つ目は、頚椎捻挫型です。
頚椎捻挫型は、むちうちの約70%を占めているといわれており、首が損傷し、炎症が発生します。
主な症状は、首や肩、背中の痛み、頭痛、しびれ、倦怠感などです。
神経根症状型
2つ目は、神経根症状型です。
神経根とは、脊髄の知覚神経や運動神経が集まっている場所です。この神経根が圧迫されたり、引き伸ばされたりして、痛みが発生します。
主な症状は、首や背中、腕などにしびれや痛みが出てくる可能性があります。
出典・参照:むちうち損傷(外傷性頸部症候群・頚椎捻挫)| 浦安サンクリニック
出典・参照:頚椎症性神経根症の症状 | 頚椎症なら白石脊椎クリニック
バレー・ リュー症候群型
3つ目は、バレー・ リュー 症候群です。
バレー・ リュー症候群は、体に衝撃を受けた時に、自律神経にダメージを受けたことで発症する症状とされています。
主な症状は、吐き気やめまい、耳鳴りなどです。
脳髄液減少症
4つ目は、脳髄液減少症です。
頭や首などに大きな衝撃を受けたことで、脳髄液が漏れている状態です。
主な症状は、頭痛、めまい、吐き気、視覚障害などがあります。
脊髄症状型
5つ目は、脊髄症状型です。
脊柱管を通る脊髄が傷つき、下肢にある神経が損傷した時に発生します。
主な症状は、歩行障害や知覚障害、マヒなど重い症状が現れることが多いです。
むちうちの症状が現れる目安
交通事故に遭ったショックなどが原因で、むちうちの症状はすぐに出ない場合があります。また、むちうちの症状は痛みだけではなく、吐き気や頭痛、しびれなどのさまざまな症状として現れる場合もあります。交通事故に遭ったあとは、体調の変化に注意しておきましょう。
なお、むちうちの症状が治るまでには、およそ3ヶ月から半年ほどを要することがあるため、事故に遭ったら早めに病院に行きましょう。
出典・参照:むちうち症について | 東野整形外科医院
事故で背中に痛みを感じた時はどこで治療を受ける?
次は、背中に痛みを感じた時の対処法を紹介します。
背中に痛みを感じた時は、整形外科などの病院に通院しましょう。また、背中に痛みを感じた際に治療を受ける前の対処法などもまとめました。
病院や整形外科クリニック
1つ目は病院や整形外科です。
病院や整形外科では、医師が治療を行います。また、MRIやレントゲンの検査を受けられたり、シップや痛み止めなどの処方もしてくれます。
整骨院や接骨院
2つ目は、整骨院や接骨院です。
整骨院や接骨院は、柔道整復師が在籍しており、手を使ったマッサージなどによる施術を受けられます。さらに、電気を使って症状の緩和を目指す方法もあります。
鍼灸院
3つ目は、鍼灸院です。
鍼灸院は、鍼師と灸師が在籍しており、体に鍼や灸を使って施術をします。鍼灸院で施術を受けることで、自然治癒力の向上などの効果が期待できます。
治療を開始する前にするべきことは?
背中を痛めた時は、治療する前にするべきことが2つあります。 事故で背中を痛めた場合の手順について、しっかり理解しておきましょう。
医師に診断書を作成してもらう
1つ目は、医師に診断書を作成してもらうことです。
医師が作成した診断書を受け取り、警察に提出すると、物損事故扱いから人身事故扱いへの切り替えが認められる可能性があります。
物損事故扱いの場合、たとえ怪我をしていても、人損に関する補償が受けられません。必ず医師の診断書を取得しましょう。
出典・参照:物損事故として届出をしたところ、後から症状がでてきた場合、人身事故に切り替えるにはどうすればよいですか?|弁護士法人心 京都法律事務所
保険会社に連絡する
次に、通院を始める前に、加害者の保険会社に連絡をしましょう。連絡をしてから通院すれば、治療費などを負担することなく、通院できるでしょう。
また、自分が入っている保険会社には、加害者の情報や交通事故の内容、現在の状況などをしっかり伝えましょう。
事故で背中に痛みを感じた時の注意点
次は、背中に痛みが発生した時の注意点を紹介します。
以下で解説しているポイントに留意しながら通院するとよいでしょう。
1:医師の診断を必ず受ける
交通事故に遭ってしまった時は、医師の診断を必ず受けましょう。事故直後に医師の診断を受けておくと、日にちが経過して痛みが発生した場合でもすぐに対応してくれます。
むちうちは、頭痛や肩こり、痛み、しびれなど、症状はさまざまです。しっかり診断を受けて、原因や症状などをハッキリさせましょう。
2:整形外科に行く
事故などでむちうちの症状が疑われる場合は、整形外科に行きましょう。
整形外科を受診して、適切に症状を診断してもらうとよいでしょう。
また、交通事故による損害賠償の請求には、診断書が必要です。そのため、整形外科に行き、診断書を作成してもらいましょう。
そして、整形外科での治療とあわせて、整骨院や接骨院などへの通院も検討するとよいでしょう。症状に合った方法で施術を受けることができ、早期回復を目指すことができます。
出典・参照:交通事故|弁護士法人鶴法律事務所
3:治療を途中で止めない
背中を痛めて、治療を行っている時は、最後までしっかり通院しましょう。
なかなか回復しないからといって途中で通院を止めてしまうと、治療費の支払いが打ち切られたり、正しい金額で損害賠償を請求できなくなってしまう可能性があります。
そのため、継続して病院などに通院することが重要なポイントです。
4:自覚症状があっても検査で異常がでない場合もある
むちうちの自覚症状があっても、検査で異常が認められない場合もあります。
一般的に行われるレントゲン写真には、痛みやしびれといったむちうちの症状が映らないことが多いためです。
なお、MRI検査の場合は、むちうちの症状を証明するのに有効な場合があります。医師に相談してみると良いでしょう。
これらのポイントが守られていないと、適切な入通院慰謝料を請求できないなど、損害賠償の請求に大きな影響を与えかねません。そのため、交通事故の怪我の治療では、ここまで解説してきたポイントに留意して通院するようにしましょう。
事故で背中の痛みを感じたらむちうちの可能性がある
事故で背中に痛みが発生したら、むちうちの可能性があります。むちうちは5つの種類に分かれており、症状はさまざまです。
また、背中に痛みを感じた時は、整形外科などに行き、しっかり治療を受けましょう。そして、最後まであきらめずに通院して、しっかり治しましょう。
この記事のライター
ドクター交通事故運営
交通事故の痛みの緩和に最適な通院先をご紹介!業界最高水準の通院サポートをご提供します。
記載されている内容は※2023年1月12日 09:01:50 ※時点のものです。
現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。