国立療養所多磨全生園
通院した方の口コミ
岡山県の離島とかを選ばず、狭くても、ここにこだわり築山を作り富士山や秩父連山や外界を見ることにこだわった収容者を見ると、いろいろ考える。
多磨全生園前の交差点を直進し無料駐輪場に停めて探索可能です。 ゆっくり歩いて、国立ハンセン病資料館へ、行けるのでこのコースをお勧いたします。但しコロナ禍で休館は事前確認が必要です。 日本の負の歴史と向き合う、重い場所です。 探索出来ますが、当然ながら 今は高齢になられた入所者の住まい 立入禁止や、喫煙、犬の散歩、飲食は禁止されております。
2023年11月に訪れました。武蔵野線新秋津駅から久米川駅行きのバスに乗り全生園前で下車します( 6~8分位 )。園内は自由に歩けますが住居地区は立入禁止になっています。ゆっくり静かに歩きました。 Google Mapでたまたま見つけた場所ですが行ってみて本当に良かったと思っています。 ハンセン病に感染したことによって多くの苦難に立ち向かうことになった人々がそれでも逞しく生活した場所です。今でも約100名の方々が余生をおくっています。 隣のハンセン病資料館にも行きました。両方を見たことでハンセン病患者やその家族の生き様を知ることができました。 帰りはハンセン病資料館からGoogle Mapに助けを借りて新秋津駅へ戻りました。住宅街を通るコースで車も少なく歩きやすかったです。所要時間は20分位でしょうか。
かつてはハンセン病の患者を収容する名目で隔離された歴史を持つ場所ではあり、特効薬が開発され普及するまでは不治の病として扱われたこの病を藁をもすがる想いで入所したり、半ば強制的に入れられた入所者達が血を滲む想いをしながら逞しく生きていた場所でもある。戦後は長きに渡り患者たちが自由のための運動を展開していき、1996年に隔離の根拠になっていた『らい予防法』が廃止され、2002年に時の政府が控訴を断念したことで、ようやく国が責任を認める形で決着し平穏な日々を手に入れることができるようになった(今となっては碌でもないともアメリカの犬とも評されている小泉政権では唯一の英断とも言われている)。 施設内は元入所者の生活圏になっているがため居住区以外であれば誰でも入ることは可能。元が隔離政策の施設であることを後世に伝えるためか、中には資料館や案内板が設置されている。 10年近く不定期に訪れているが入所者の平均年齢も85を既に超え入所者数もかつて多い時で3000人超えていたが今は居住者も100人程となり、次第にその役割を終えようとしている。一部施設が取り壊され広場に整備されたりと今後この場所がどのような場となるか気になるところである。
基本情報
①西武池袋線清瀬駅(南口)より西武バス久米川駅(北口)行き、又は所沢駅(東口)行きにて全生園前下車 (3.2㎞:約15分) ②西武新宿線久米川駅(北口)より西武バス清瀬駅(南口)行き又は新秋津駅行きか、所沢駅(東口)行きにて全生園前下車 (2.7㎞:約10分) ③JR新秋津駅より西武バス久米川駅(北口)行きにて全生園前下車 (2.2km:約10分) いずれも池袋・新宿から約1時間20分
営業時間
営業日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~11:30 | TEL | TEL | ||||||
13:00~14:30 | TEL | TEL |